温泉神社御神徳の由緒
鳴子温泉に鎮座する温泉神社(大己貴命と少彦名命の二柱の神)は温泉と土地の安寧を祈る神社である。
湯の神の御神徳は無病息災である。
古(いにしえ)の由来として、湯に浸かり神社に参拝すると子宝に恵まれ安産になると伝えられている。
温泉神社は家内安全・身体健勝・子授け・安産・子供の成長を祈る神社として信仰をあつめている。
鳴子温泉駅から坂を上って徒歩8分のところにある「温泉神社」。
続日本後記に記された承和4年(837年)の大噴火により噴出した温泉を鎮めるために建立された延喜式内社です。境内には噴火の際、飛んで流れてきた火山岩があります。また、東北地方の草相撲のメッカとなった土俵があり、源頼朝が平泉征伐の戦勝祈願に相撲を奉納したと伝えられています。
こちらの神社は「湯の神社」とも呼ばれる歴史ある神社で、こけしゆかりの神社としても有名です。
例年秋には温泉神社の祭典が催され、神事のほか高校生による相撲の奉納や、旅館組合による献湯式が行われています。献湯式では源泉を所有するお宿の方々が、各々の源泉を神社に奉納し自然の恵みの感謝と鳴子温泉の繁栄を祈祷しています。
また、同時期に全国こけし祭りが開催され、こけし工人によりこけしが奉納されたり、境内ではこけしの供養祭も行われます。
こちらの神社では御朱印がもらえますので、ご希望の方は社務所までお越しください。
*延喜式内社とは・・延長5年(927年)にまとめられた「延喜式神名帳」に名前が記載されている2861社の神社のこと。
温泉神社 TEL 0229-82-2320